人間が生きていくために必要な三大栄養素は「タンパク質」「脂質」「炭水化物」です。

その三大栄養素の一つである炭水化物は、炭素と水素の化合物で『糖質』と『食物繊維』からできています。
糖質は生命を維持するためのエネルギーになる大事なものです。
その一方で糖質をたくさん食べると血糖値を急上昇させる原因になります。
食後の高血糖は「心臓病」や「脳卒中」「糖尿病」などを引き起こすリスクを高めます。
そこで、血糖値を急上昇させないために、1食で摂取する糖質を20~40gに抑える「ロカボ」という考え方があります。
※「ロカボ」は一般社団法人 食・楽・健康協会の登録商標であり、適切な糖質量の意味で用
いられている(ロカボオフィシャルサイト)
ロカボとは?
「適正な量の糖質摂取で楽しく続ける糖質制限」という考えです。
一般的に糖質制限というと、糖質を全く摂らなかったり、1日に50g以下に抑えるといった極端なものもあります。
ロカボはそのような極端な糖質制限ではありません。

1食で摂取する糖質量を20~40g、間食は10g以下、1日トータルで70~130gに抑える『ゆるい糖質制限」と言えます。
しかもこの条件以外には、カロリー・脂質・たんぱく質などに制限はありません。
ですので、たんぱく質や脂質はしっかり食べることができます。
筋肉を落とさず、無理なく健康を維持することができるのです✨
あなたは1日に何グラムの糖質を摂っていますか?
現在の一般的な日本人の食生活では、1日に300g以上の糖質を摂取していると言われています。
特に糖質がたくさん含まれているのが『主食』と呼ばれるものや『お菓子』『ジュース』『果物』です。
例えば👇
- ご飯は茶碗1杯(150g)には55gの糖質が含まれます
- ショートケーキ1個(100g)には30gの糖質が含まれます
- コーラ1本(500ml)には57gの糖質が含まれます
- バナナ1本(120g)には32gの糖質が含まれます

ロカボで期待できる効果
ロカボで期待できる効果は主に以下の2つです👇
- 血糖値の改善(糖尿病の予防)
- 肥満の改善(ダイエット効果)
1.血糖値の改善(糖尿病の予防)
ロカボでは糖質量を適正に抑えているので、血糖値の上昇がゆるやかになります。

血糖値の上昇がゆるやかだと、血糖値を下げるためのインスリンの量も少なくて済みます。
インスリンの分泌が適正になることで糖尿病の予防にもつながります。
2.肥満の改善(ダイエット効果)
糖質はエネルギーとして使われますが、余った分は中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。
ですので糖質を必要以上に摂ると内臓脂肪や皮下脂肪が増えてしまいます。
ロカボで糖質量を適正にすれば、糖が中性脂肪に変わることもなく肥満の予防につながります。
※血糖値の改善、肥満の改善に関連して、高脂血症や高血圧の改善も期待できます。
糖質が多い食品と少ない食品
ロカボでは1食で摂取する糖質量を20~40g、間食は10g以下、1日トータルで70~130gに抑えます。
具体的にどんな食品にどれだけの糖質が含まれているのか、身近な例を挙げてみました。
同じ量を食べても糖質が多い食品と少ない食品があります。
表を参考にして糖質量をコントロールして下さい!
糖質が多い食品
糖質がたくさん含まれてる食品は『主食』と呼ばれるものや『お菓子』『ジュース』『果物』です。

かつ丼や牛丼、ラーメンは糖質量がすごいですね!
お肉はタンパク質が豊富ですが、味付けに砂糖が沢山入っているので糖質が多くなってしまいます。

どちらかと言うと「和菓子の方がヘルシー」のイメージがありますが、糖質量はかなり多いです。
ヤマザキのショートケーキ1個で糖質22gですので意外な結果ですね。
かっぱえびせんも凄い糖質量です💦
えびがまるごと入っているので「カルシウム」は摂れますが、糖質もたっぷりなので注意が必要です。

甘い炭酸ジュースやカフェオレは当然のように糖質が大量に入っています。
スポーツドリンクも運動中に飲むことを前提にしていますので、糖質が沢山入っています。
糖質が少ない食品
※以下編集中
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